ぽん菓子道場よしだ

　令和４年１⽉より、起業して「ぽん菓⼦出張実演」を始めました。

　在職中に定年後はやっていて楽しく⼈のためになる仕事はないだろうかといろいろ考えていました。

　ある⽇ふと昔の記憶の中にある、あるものが夢に出てきました。すごい爆⾳と共に真っ⽩な雲その後に⾹ばしいお⽶のおこげの⾹り。そう、軽くて⽢い「ぽん菓⼦」を思い出しました。⼦供の頃あったよなあ。そういえば、最近あの爆⾳聞かないなあ。どこへ⾏ってしまったんだろう。
　そこでネットで検索・・・・・・・・ありました。まだやっている⼈いるんだ。しかし、近所にはない。レッドカーペットではなくレッドリスト級（絶滅危惧種）の仕事だ。
　これはチャンスかも！楽しそう。地域のお年寄りに喜ばれそう。⼦供にもウケるかも。これなら⼤丈夫！！これなら活ける！！！
　早速スーパーのお菓⼦コーナーに⾏ってみました。
　ぽん菓⼦ちゃんと普通に並んでいました。
　「こんにちは。」

　⾚い⼈参のやつ、透明のビニール袋に⼊っているやつ。２つ買って家で⾷べてみました。美味い。けど何か⾜りない。何だろう。いまいち何かが⾜りない気がする。
　そうだ、⼦どもの頃に⾷べたものはできたてだったからめっちゃ美味しかったんだろう。「ぽん菓⼦」はやっぱり作りたてが最⾼だ。ちょっと温かいやつがいいに決まっている。どんな⾷べ　物でもできたては最⾼ですもんね。
よし⾃分でもっと美味いやつを作って、みんなを喜ばせてあげよう。テレビで農林⽔産省のコマーシャルでも⾔ってたなあ。もっとお⽶を⾷べましょうって。ぽん菓⼦にして配ったらみんな喜ぶのになあと思ったりして。

　こんな気持ちから、⼀度に揃えるのは⼤変ですので、少しづつ機械と道具を買い揃え、退職後「さあ始めよう」と思った⽮先に”コロナ禍に突⼊”１年半休眠状態になりました。
　ああ、いつになったら収束するんだろうと毎⽇悩んでいました。
　でもね、そのおかげもあっていろんな勉強ができました。時間がたっぷりできたので多⽅⾯の知識も調べることができました。感謝、感謝です。
　練習もいっぱいできました。おいしいぽん菓⼦」ができました。思わずご近所に配りました。
　何でおいしいか理由を知ってますか？
　お⽶が素晴らしいんです。
　何と⾃家栽培の無農薬で栽培したお⽶で作ったぽん菓⼦だからです。品種はあのめっちゃおいしいミルキークィーンそれがぽん菓⼦になったからです。お⽶を無農薬で今年初めて栽培してみました。
　雑草に負けないように来る⽇も来る⽇も雑草取りに励んだのですが昨年のあの灼熱の暑さに途中で負けて収穫量が平年より少なくなりました。⾃宅に乾燥機、もみすり機、選別機があり種まきからもみすりまで全て⾃分でやっています。だから味については絶品です。丹精こめて育て⼿間暇をしっかり慌てないでかけて乾燥もみすりしてます。そんなお⽶で作ったぽん菓⼦を皆さんに⾷べていただき喜んでもらえたら幸せです。

おいしいの笑顔が私の幸せです。